【埼玉】美の山(蓑山)日帰り登山~桜の名所・春の草花レポート~羊山公園・芝桜祭りまで

埼玉県は秩父・皆野にまたがる美の山(蓑山)は、関東の吉野山とも言われる桜の名所。
8,000本の桜はソメイヨシノの他にも、ヤマザクラ、オオシマザクラ、マザクラなど、八重咲きから枝垂桜までそれはもう多種多様の桜を見ることができます。

ただし、種類が多いということは見頃もばらばらで、できるだけ多くの桜が花開いている時期を狙うのは難しい。例年ならば4月中頃~下旬。2017年は、1週間ほど開花が遅かった割りに、先週30℃(!)、次いで豪雨、昨日は強風と続き、「たくさんの桜」が見られるのは今週が最後となりそうです。

さて、22日(土)催行決定「牧村朝子と行く! 秩父・美の山は春爛漫、桜と出逢いを楽しむツアー」がおかげさまで一時は満員となったので(ありがとうございます!)、昨日、最終視察に行って参りました。
前回に続いて、今回は山の魅力やおすすめのルートをお伝えしていきます。

秩父鉄道でのアクセス

池袋から「レッドアロー」という特急が出ているけれど、往路はローカル線「秩父鉄道」でのんびりと揺られて行った。
というのも、車窓からの風景がとても美しいからだ。この1ヶ月ですっかりファンになってしまった。

4月19日現在は満開の菜の花が風にそよいでいた。
(ちなみに4月9日にもルート探索に来たけれど、そのときはソメイヨシノが桜のトンネルを作っていた)

一点だけ、秩父鉄道は本数が少ないので気をつけたい。
都心からならば「寄居」または「熊谷」で乗り換えることになるけれど、ラッシュ時はよく乗り継ぎの線が遅延する。都心の感覚で1本遅れると、秩父鉄道で1時間遅れということにもなりかねない。

美の山、初めてならば「関東ふれあいの道」がおすすめ


気持ち良さそうに迎えてくれた鯉のぼり。

スタートは「親鼻駅」を降り、南へ進む。
萬福寺の手前に「仙元山コース」という看板が立っているけれど、ここはスルーして山門をくぐる。
さらに墓地を抜けた先にある「関東ふれあいの道」から登るのが分かりやすく、なだらかで、コースタイムも短い。


駐車場に咲いていたセイヨウタンポポ。


山門の横には見事な枝垂桜が。


登山口は、この看板が目印。かなりさりげないので注意。

君の名は? 美の山・春の草花観察レポート

つい一ヶ月前までは裸木しかなかったのが嘘のような新緑の眩しさに目を細めた。落ち葉もあらかた踏み砕かれていて、ずいぶんと登りやすくなった。


▲ツルニチニチソウ。どこの山でも和ませてくれる、親近感のある花。


▲射干と書いて、シャガ。
かなり特徴的なので一度見たら忘れない、アヤメ科の花。古く中国から来た帰化植物だそうで、そう言われるとそんな風情がある。面白い。


▲二輪草と書いて、ニリンソウ。茎がふたくびに分かれている。若葉は食べられるけれど、一方で猛毒のトリカブトにも葉の形状が似ているので注意が必要。(私はこわいので手を出さない)代表的な春の山草。


▲エイザンスミレ……?(スミレは種類が多いのでたぶん)
登山道を「スミレの道」とでも命名したくなるくらい、いたるところにあらゆるスミレが咲いていた。


▲ヤマブキ。山吹色ってまさにこの黄色、見てると元気になる大好きな花。


▲仙洞草と書いて、セントウソウ。木陰に咲く花なのだけど、とても小さくて控えめで可愛らしいったらない。


▲春蘭と書いてシュンラン。読んで字の如くラン科の花。


▲イカリソウ。船の錨(いかり)に形が似ているからだとか。


▲1度だけ出てきた謎の赤い実。とげとげの葉っぱも相俟ってここだけまるでクリスマス。君の名は……!

山頂到着

この日は帽子が吹っ飛ばされそうな強風だったのだけど、おかげで大気が澄み渡っていた。
ソメイヨシノは散ってしまっていたけれど、ヤマザクラやマザクラは満開。とてもたくさんの種類の桜があり、中にはこれから咲くものもある。

これだけいい天気だと遠くの山々までくっきりと見通せる。
右手のほうのギザギザした山容は日本百名山が一峰・死人が絶えない両神山。クライミングの聖地。

下山は、駐車場P2を秩父方面へ、途中で和銅遺跡へ折り返す

展望台下の和銅コースを下りれば楽なのだけれど、道が単調で展望もない。
そこで、今回はコンパスを片手に田舎道を行くことに。
※途中、古い地図には載っていない道があります。このルートを使う場合は自己責任で、よく下調べを。

「和銅黒谷駅」を目指す。
最初は、駐車場(P2)下から二十三夜寺方面へ下りていく。「黒谷方面歩道に合流」は無視。
二十三夜寺方面へ続く「関東ふれあいの道」に入るとすぐに分岐点に出る。ここで二十三夜寺方面へは行かず、コンパスを頼りに南へ進む。すると間もなく、道路に降りることができる。
後は道なりに進めばいいだけなので簡単。

足場の悪さに悩まされることもなく、こんなのどかな田舎道を堪能しながら下りていける。


▲レンギョウ。ヤマブキと並んで鮮やかな黄色が目に楽しい。


▲野生の芝桜か。

これでもかと花が咲いていた、里山の春。
登山道や山頂よりも、正直、この秩父方面への田舎道がいちばん季節を感じられた。ちょうどこの時期、近くは御花畑駅の羊山公園でも芝桜祭りが開催されているけれど、観光地化されていてやや気忙しい。
その点、このルートは穏やかなもので、昔ながらの里山の風景をゆっくりと堪能できる。


▲埼玉県が名峰・武甲山を望む。

和銅遺跡

道なりに進んでいくと、和銅遺跡への分岐に出る。ここは素直に黒谷駅方面へ。
30分ほどで日本最古の通貨「和同開珎」発祥の地に到着。しかし数年前に「富本銭」というもっと古い通貨が採掘さ…… ※察してください。

和銅遺跡から戻る途中、「黒谷駅へ近道」という標識が出ていたけれど、ここでは近道をしないで大正解。というのも同分岐路を右に登っていくと……

呼べば足にすり寄ってくる地元ニャンドル!!!
モ○ベル長瀞店のスタッフさん曰く「晴れの日はいつもひなたぼっこしている」有名人ならぬ有名ニャンだそう。3回の下見のうち2回遭遇した私はラッキーなのか、それとも高確率でここにいるのか。


神々しかった……

羊山公園

日が落ちるまで時間がありそうだったので、「和銅黒谷駅」→「御花畑駅」へ。羊山公園に立ち寄った。芝桜はちょうど見頃を迎えている。


▲枝垂桜も満開だった。


▲チューリップも。


▲ぽてくまくん。

秩父名物のミソポテトのゆるキャラ……? 私が到着した時間は17:00を過ぎていたのでもう閉まっていたけれど、楽しげな特産市が開催されていた模様。

地元料理は、西武秩父駅の『駅前』の山菜が旨い

いい感じに日も暮れてきたので、日没を楽しみながら「西武秩父駅」へ。
羊山公園からは歩いていける距離。帰りはこの西武秩父駅から、特急レッドアローを使ってしまえば池袋まで一直線がらくちん。往路で秩父鉄道は堪能していたので、悩むこともなく疲れた身体を休ませる。
ちなみに、特急のチケットを購入したら、発車時刻までは駅真向かいにその名も『駅前』という料理店があるのでぜひ立ち寄ってみてほしい。


▲これらの山菜、全て1皿100円。


▲岩魚(イワナ)や山女(ヤマメ)も養殖ではなく、その日に釣った天然のものを焼いてくれる。鮮度がよければ刺身にしてくれることも。

最後に

いつ見ても惚れ惚れする武甲山。次のターゲットは君だ。

……ではなく、22日(土)イベント、キャンセルで1枠だけ空きが出ました。
そろそろ当日の天気も見通せるようになってきましたが、曇り~少雨くらいならば登る予定でいます。というのも晴れの日にはまたない魅力として、運がよければ、美の山には雲海が出るからです。
※明らかに大雨の場合は中止

よかったら、一緒に登ってみませんか。

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