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グレタさんとマララさん、なんて素敵なツーショットでしょう!

こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。

とっても素敵なニュースが飛び込んできました!

CNNの国際情勢プログラムの主任キャスター、クリスティーヌ・アマンプール氏のツイートです。
まずアマンプール氏に関して、日本語の検索で出てくる情報がやや古い(2011年3月11日の東日本大震災で止まっていました。当時はABCに在籍)ので、こちらも更新しておきますね。
詳細はCNNの公式プロフィールをご参照くださいませ。
他文献(日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」)も併せてざっくり要約しますと、お父様がイラン人、お母様が英国人。テヘランからイラン革命で亡命。米ロードアイランド大学のジャーナリズム専攻で博士号を取得、主席卒業。1983年にCNNに入社以降、湾岸戦争、イラク戦争(ただしCNN当該サイトでは「イラク戦争」という呼称は使わず「アメリカ主導の侵略」と記載)、ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争、シリア・アサド政権、東日本大震災など、世界中の問題を挑戦的に報道し続けています。その結果、過去11回もエミー賞ドキュメンタリー部門を受賞。
印象的なのは、

She was outspoken, calling out the human rights abuses, massacres and genocide committed against the Bosnian Moslems, later saying “There are some situations one simply cannot be neutral about, because when you are neutral you are an accomplice.”

https://edition.cnn.com/profiles/christiane-amanpour-profile

この言葉。
ここだけ直訳しますね。

(ボスニア・ヘルツェゴビナ紛争の際)、アマンプールは率直だった。ボスニアのイスラム教徒への殺戮・虐殺を糾弾し、人権侵害だと訴えたのだ。後に語った言葉は、
「人は時に中立になりえないことがあります。中立とはすなわち共犯だからです」

https://edition.cnn.com/profiles/christiane-amanpour-profile

……前後の言葉がありませんから、日本語に微妙なニュアンスまで起こすのは難しいのですが、”when you are neutral you are an accomplice” と主語を”you”にしていますから、「傍観している限りあなたも共犯者です。立ち上がって」という強めの呼び掛けにも意訳できます。

全てにおいて善悪や白黒をつけることが「正しい」とは思いませんが、当事者が悲痛を訴えている人権問題に関してのみ言えば、ポジションを明確にすることは必要だと、私も共感します。
特に最近は、コロナウイルスの流行を「中国の陰謀ではないか」などという悲しい発言も目立ちますから……
私にも中国人のお友だちはいます。
根拠もなく友人を殺人犯呼ばわりされることはとてもショックです。問題なのは、発言している方たちにそうした自覚がないことです。つい先日、『僕のヒーローアカデミア』という集英社の漫画が炎上し、それに関する私の見解も書きましたが、根は同じだと思っています。

……話が脱線してしまいました!;

そうした悲しいことも多い中ですから、余計に、冒頭のツーショットを見かけて嬉しくなってしまったのです。その気持ちをどうしても、流れてしまうタイムラインではなく、ブログに書き留めておきたくなりました。

こちらがご本人のツイート!
写真向かって左手が、グレタ・トゥーンベリさん。先日もブログでご紹介しました、スウェーデンの17歳の気候活動家です。ふふ、若き活動家の大先輩を前に、「今日、私が人生のお手本としている人に会いました。他になんて形容できますか?」と興奮気味。
そして右手が、マララ・ユスフザイさん。2014年にノーベル平和賞を受賞されましたから、マララさんのことはご存知の方も多いのではないでしょうか。パキスタン出身の人権活動家、22歳。現在は大学に通われています。

そのマララさんのツイートもまた……見てください!

分かりますか?

She’s the only friend I’d skip school for.
――「私が学校をサボってまで会いたいと思う友達は、彼女(グレタ)だけ」

https://twitter.com/Malala/status/1232346177342988288

これ、凄い発言なのです。
というのもグレタさんは気候危機を食い止めるために毎週金曜日に「学校ストライキ」を行っています。大きな変化を起こすためには「学校なんて行っている場合ではない」(人類が絶滅する前にデモをする必要がある)
一方でマララさんは、タリバンの恐怖政治のせいで「教育を受ける権利を奪われた女性」の筆頭です。「学校に通う」という行為は、女性の平等な教育を受ける権利を取り戻すために、とても大切なことです。
そのマララさんが、

「学校をサボってでも、グレタには会いたい」

と言っているのです……!!!
キャ―――――――――――――――!!!!!
なんでしょう、胸がときめいてたまらないのは私だけでしょうか? こんなにも刺激的で信頼感にあふれた友情ってあります??
はぁ、うっとりです……。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。とっても嬉しいです。
きっとまた、遊びにいらしてくださいね。


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