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新潟応援!「にいがた酒の陣2020」に代わって、米農家が銘酒をご紹介

こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。

獺祭魚で思い出しましたが、
新潟県が誇る「にいがた酒の陣2020」がコロナウイルスで中止になりました。お祭り好きの景康はもちろん、酒豪の両親は暴動を起こすのではと心配していた矢先、
「エクストリーム酒盛りの準備をしておけ」
エクストリーム酒盛り……?
両親のメールは謎ですが、こんな時だからこそ酒蔵さんに貢献したい気持ちは私も一緒です。こう見えて私も成人していますからね! 久利生家の日本酒消費量はなかなかのものです、ふふ。せっかくですので、米どころ目線で「これは美味しいです」と感動したお酒をご紹介させて頂きます。
よかったら、ご賞味くださいませ。
米農家・久利生家と紅龍堂書店の主観で選ぶ、新潟のおすすめ銘酒3選です。

1)青木酒造 鶴齢(かくれい)

新潟県内でも南魚沼といえば、米農家も恐れる一等地。
米には一等米(いっとうまい)、二等米(にとうまい)と等級があるのですが、その中でも特A米(とくえーまい)というずば抜けて美味しい高級米作りに命を懸けている凄腕農家が集っている町、それが魚沼です。
なにせ山が近く雪も多いですからね、とても綺麗な雪解け水でお米を作ることができるのです。
そんな魚沼の地で、1717年(享保2年)から実に300年以上も続いている酒蔵が青木酒造さん。
県内では、銘酒・鶴齢(かくれい)を知らぬ人はいません。
鶴齢の名前は、江戸後期のベストセラー、越後魚沼の風土記『北越雪譜』の著者・鈴木牧之(すずきぼくし)が命名したと伝えられています。ふふ、書店としても親しみの持てるお酒ですよね。
ちなみに同時代の物語作家ですと、『南総里見八犬伝』の滝沢馬琴が有名です。歴史に思いを馳せながら、キリリと締まった冷酒を一杯、いかがですか?
味はお好みですが、お食事に合わせて初めてお飲みになるのでしたら、「鶴齢 純米吟醸」が飽きの来ないソフトな味でおすすめです。

2)高千代酒造 巻機(まきはた)

「酒の顔は見えても米の顔が見えにくい」、それではダメだと自家精米機を導入し、それどころか米の栽培まで始めてしまった職人集団・高千代酒造さん。こちらも南魚沼の酒蔵さんです。
全国でも珍しい「一本〆」という酒米からお酒を造っていらっしゃり、これがですね……
美味しいのです!!!
豊かな米の風味が口いっぱいに広がります。
最近は都内の居酒屋さんでも、「たかちよ」と平仮名で銘打たれた瓶を見かけるようになりましたが、個人的には「巻機(まきはた)」がおすすめです。
「たかちよ」はふくよかな甘みがありフルーティーで、日本酒初心者の方でも飲みやすいのかしらと感じる柔らかなお味。
一方で巻機はですね、刺身と一緒に飲みたい味です(笑)
あくまでも主観です! こちらもまずは純米吟醸をおすすめします。
ちなみに高千代は、新潟県内限定流通の純米大吟醸がありますので、ご旅行をされた際にはぜひお土産にお忘れなく。

3)八海醸造株式会社 魚沼で候(うおぬまでそうろう)

こちらは日本酒好きにはお馴染み、でしょうか? 八海山です!
しかし八海山も、やはり新潟県内でのみ流通している「魚沼で候」の存在をご存知ない方は多いのではないでしょうか?
多くは語りません。
コロナが落ちついた暁には、ぜひ、足を運んで飲んでみてくださいませ。
それまで待てないという方は、「しぼりたて純米吟醸生原酒 越後で候」赤ラベルを飲んでみてください。ふわっと贅沢で華やかな香りに、幸せな気持ちになること請け合いです。
……あら? 気づけば三つとも南魚沼のお酒になっていました。まるで紅龍堂書店が南魚沼の回し者のようですが、偶然です。八海山のHPにもありますが、魚沼は日本屈指の豪雪地帯。ある酒造家は、「神様が酒をつくるためにつくったような場所だな」という言葉を残したそうですが、農家の娘としても同感です。
心から、その通りだと敬服します。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。とっても嬉しいです。
きっとまた、遊びにいらしてくださいね。


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