『王の庭師』が帰ってきます。幻のヴィッセン語、ついに書店へ
ご無沙汰しております。
長らく更新が滞ってしまい申し訳ありません。
この二ヶ月ほど、コロナで中断していた仕事を立て直していました。
多方面に連鎖的な影響が出てしまい、どうしても私的なご連絡が後回しになってしまいました。
不義理になっている点は、順次必ず埋め合わせいたしますので、お心当たりの方はもう少しだけお待ちいただければ幸いです。
さて、慌ただしい日々の中で、ようやく確定したお知らせがございます。
『王の庭師 アーレンベルクより愛をこめて』が、2025年12月18日(木)より全国書店にて発売となります。
今月21日発売(もう来週……!)の『毒親絶縁の手引き(改訂新版)』との並行作業だったため、スタッフ一同へろへろではありますが、どうにか年の瀬に間に合わせることができました。
旧Twitterやクラウドファンディングでも触れていたとおり、年末年始は虐待サバイバーにとって必ずしも過ごしやすい時期ではありません。こうした時期に気を紛らわせる一冊があってもよいのでは、という思いから、年末の発売に調整しました。
今も警察の保護を受けている柳瀬も、できる範囲で編集作業を手伝ってくれています。
また、今回の刊行にあたっても、変わらぬご助力をいただいた瀬谷出版さんに、この場をお借りして改めて御礼申し上げます。
旧版は100部のみの限定的な刊行でしたが、新版では表現や一部設定を2025年の基準に合わせて丁寧に見直しました。
『毒親絶縁の手引き』でも校正・校閲に入ってくださった本喫茶わかば(山音校正舎)さんに再度お願いし、読みやすさや表現の精度をさらに整えていただいています。
あわせて、新版の発売に伴い、旧版は紙・電子ともに絶版となります。
試験的な限定版としての役目はここで一区切りとなりますが、引き続き新版を手に取っていただければ嬉しく思います。
久しぶりにアーレンベルクの森へ戻ってきてくださる方にも、今回初めて訪れる方にも、旅に出るような気持ちで読んでいただける一冊になれば嬉しく思います。
刊行まで、もう少しだけお待ちくださいませ。
紅龍堂書店
久利生杏奈
この記事へのコメントはありません。