Characters

こんにちは、
はじめまして!

あなたは、どんな人ですか。

スタッフ紹介:『紅龍堂書店』の登場キャラクター

紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の個性豊かな仲間たちをご紹介します。キャラクターの実在・非実在も含めて、想像の翼を広げて楽しんで頂ければ幸いです。
※スタッフのプライバシーを保護するため、画像は全てイメージでお送りしています。

久利生景康(くりゅうかげやす)

空港を歩く老人。杖をつき、手荷物カートを引いている。
紅龍堂書店の代表。書籍商。
古書や骨董品の仕入れの他に、アジア地域の口伝の物語を蒐集している。数年前に「ちょっと出かけてくるよ」とネパールに飛んで以降、消息不明に。最後の目撃情報は中国西南地区との国境。
好事家で知られ、山奥の幽霊屋敷を改装し本の倉庫にしている。友人が少ない割に客人が多く、大半はヴィッセン語やキルブルク語など、あまり聞かれない言語の翻訳依頼を持ってくる。留守中も客人の足だけは絶えず、現在は孫の杏奈が対応している。
好きな本はディビッド・アーモンド著『肩甲骨は翼のなごり』

久利生杏奈(くりゅうあんな)

空港を歩く女性。手荷物カートを引いている。
紅龍堂書店の店主代理。翻訳家。
アーレンベルク語など西欧圏の言語を複数扱うが、自己紹介しても「……どこの言葉?」と真に受けて貰えない。訳書に『王の庭師:アーレンベルクより愛をこめて』、『赤い翼の翻訳家』など。
景康の失踪後は、ホームページを制作しTwitter等で情報発信に努める。2020年12月に古物商許可証を取得し、各種業務の引き継ぎをしながら帰りを待っている。休日は蔵書の虫干しや棚の修繕をしていると日が暮れていく。
好きな本はミヒャエル・エンデ著『はてしない物語』

大家さん

ふくらはぎから下の写真。ハイヒールを履いている。

紅龍堂書店の大家さん。
元は建設会社勤務のインテリア・コーディネーター。景康が購入した幽霊屋敷の内装を担当して以来の知り合い。景康が音信不通になってからは、孫の杏奈を心配してよく紅龍堂書店に遊びにきている。
2020年のコロナ禍では、国がお肉券を検討している間にテナントの家賃を下げ、あらゆる助成金を調べて電話で速報。個人家主の持続化給付金未支給問題には仲間と署名を立ち上げ、17万人の声を国会へ届けた。バイタリティの塊のようなフェミニスト。
好きな本はエマ・バクスター-ライト著『The Little Book of Chanel』

旅人さん

飛行機の窓から見た風景。外にはエイリアン。

景康の古い友人。
世界47ヵ国で現地開発などの仕事をしてきた終身旅行者。住所不定。日本では住まいがないと職を見つけられないため、帰国の度に幽霊屋敷に居候し住民票を取らせて貰っている。景康の失踪後は持ち前のフットワークの軽さを生かして情報収集に当たっているが、コロナ禍でベトナムで足止めに。
杏奈の多忙を見かねて、TS51を紅龍堂に連れてきた。
好きな本はアントワーヌ・ド・サン=テグジュペリ著『星の王子さま』

五十嵐(いがらし)

米一升
紅龍堂書店の経理担当。
学生時代以来の杏奈の親友。「なんか楽しそう」とヘルプに入って以降、気づけば仕訳帳を書くようになっていた。実家は新潟のコシヒカリ農家。米の価格暴落に歯止めがかからない日本に強い憤りを持っている。
社会福祉士・精神保健福祉士の有資格者で、本を紹介する際はいつも「無自覚に他者を抑圧していないか」の視点でチェックを入れる。
好きな本はナディア・アーレンベルク著『王の庭師:アーレンベルクより愛をこめて』(※ステマではなく本当にそうと本人力説)

TS51

落ち葉に転がる青のスプレー缶
紅龍堂書店のデザイン担当。
多忙を極める杏奈に同情した旅人さんが、どこからともなく連れてきた。WEBデザインや装丁など絵仕事全般を請け負う他、最近はメール問合せにも対応している。
悩みは「Twitterを担当している女性」宛にDMを送ってくる男性の多さ。一応、僕も見てるんだけど……? 書店宛にセクシャルな情熱を持ち込まれても困るし、杏奈の優しさに付け込まないで欲しい。日頃は無口だが文字になると饒舌。
好きな本は吉川英治著『宮本武蔵』

猫のサキちゃん

牙を剥いたチーター
紅龍堂書店のモフモフ担当。
誰でもモフらせる訳ではない。偏屈な作家と暮らしていて、紅龍堂には気まぐれで遊びにくる。人間の好き嫌いが激しく、嫌いな人が近づくと文字通り牙を剥く。合意無く触れることはニャン権侵害であり、且つ人間界の常識が通用する訳でもないので誇張ではなく血を見る。
「お陰で隣に住める人がいない」と嘆いていたマンションの空室に、大家さんがまんまと杏奈を誘い入れた。
好きな本は『決定版:猫と一緒に生き残る 防災BOOK』