CONCEPT

空を
見上げたくなる
物語を。

「この空を、もしも龍が翔けていたら、美しいと思わないかい」

About us

アジアの片隅の本屋さん

紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)は、アジアの島国の片隅にある、小さな本屋さんです。
店主・久利生景康(くりゅうかげやす)が古今東西の御伽噺を収集し、孫の久利生杏奈(くりゅうあんな)が、現代人の読める言葉へと翻訳します。時々、景康の古い友人を名乗る《旅人さん》が訪ねてきたり、大家さんが差し入れを持ってきたりしてくれることも。優しい時間が流れる中で、コツコツと物語を紡いでいく。そんな平穏な暮らしが、ずっと続くと思っていました。

店主・景康の失踪

景康が、御伽噺を求めて旅に出るのはいつものことです。西洋ファンタジーの多くは活字化されていますが、アジアの諸地域は識字率が低く、面白い物語は「言い伝え」という形を取っていることが珍しくありません。そんな物語を探す旅は大変です。手漕ぎボートで絶海の孤島を目指したり、何日も山の中を歩いたり。
だから、数週間~数ヵ月の留守であれば、孫の杏奈も慣れっこです。
けれど夏が過ぎ、秋が深まり、クリスマスもお正月も連絡がなくて、雪が解け、桜が芽吹く頃になっても便りがないとなると、さすがに心配になってきます。
杏奈は、警察に捜索願いを出すと共に、一つの決心をしました。

空を見上げたくなる物語を

時代は現代、情報戦です。

アナログな失踪に付き合っているほど杏奈は暇ではありません。絶対に見つけるという強い意志で、ホームページを作り始めました。元々、杏奈は翻訳家。HTMLやCSS、PHPなどのプログラミング言語も、言語の一つであることに違いはないと前向きです。
景康は書店の棚に本を置くとき、「空を見上げたくなる物語を」と口癖のように言っていました。不思議な御伽噺の噂を聞きつければ、どこへだって飛んでいったものです。それは紅龍堂書店でも同じはず。杏奈がホームページで魅力的な物語を発信し続ければ、景康は帰ってくるかもしれません。

三つの約束

さあ大変です。今までは翻訳さえしていればよかったものが、杏奈は一人で、経理にホームぺージ運営もこなさなければなりません。また、杏奈の得意言語はキルブルク語やヴィッセン語など西欧圏のものが中心ですが、景康の留守中は、中東やアフリカ、アジア諸地域の言葉も覚えていかなければなりません。
けれど杏奈はへこたれません。幸い、《旅人さん》や大家さんも景康探しを手伝ってくれます。周りの人たちに支えられながら、杏奈が「守り抜く」と決めたものは、景康の理念です。景康は、本を選ぶにあたって、三つのこだわりを大切にしていました。それは……
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