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米澤穂信〔編〕『世界堂書店』は、良質な毒を飲むようです。

こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。

今日は電車に乗って遠くへお出かけしました。その間に読み終えた、小説のお話を少し。ミステリー作家として著名な米澤穂信氏が、古今東西から選りすぐった「アンハッピーエンド」を集めた短編集。
題して『世界堂書店』
帯に書いてある文言は「ふしぎで、意地悪で、こわくて、かなしい、小説たち。すべての小説好きに捧げます」。
観念的な感想で恐縮なのですが、こう……物凄く純度の高い毒を少量、時間をかけて、ワイングラスでゆっくりと、舌の上で丹念に転がして飲んだような読後感……でした。つまり全く爽やかではありません。どこまでも後引く余韻は最悪です(これは褒め言葉と申しますか、褒めるなどという立場ではありませんから、敬意なのですが)
凄、かったです……
米澤穂信氏ご自身が執筆された作品ですと、私はなんといっても短編集『満願』と、ジャーナリスト太刀洗万智シリーズが好きなのですが、両者に比べても重たいと申しますか、斜め上の悪意を凝縮したような作品集でした……。
詳細をここで書いてしまうとネタバレになってしまうので歯がゆいのですが、ご興味のある方は、本屋さんで387ページ、米澤氏の『無限なんていらない――解説にかえて』からお読み頂くと良いかもしれません。
ぁっ、元気なときに読まれることを強くおすすめ致します!
それでも384ページの最後の一行が優しい辺り、編者のお人柄が滲み出ていらっしゃるようで微笑んでしまったことも付記しておきます。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。とっても嬉しいです。
きっとまた、遊びにいらしてくださいね。


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