春彼岸明けですね。
こんにちは。
紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。
元旦を過ぎて、春節も過ぎて、新年の挨拶が春分にまでずれ込んでしまいました。ごめんなさい。
お元気ですか。
私は……私は、と書き出したところで筆が止まってしまう日々を過ごしていました。元気です、というと嘘になる。といって、元気ではない事情を赤裸々に綴ることにも抵抗があって。
実はそれでも書いてみたのですが、なんとなんと、公開直前にエラーで記事が消えました。苦笑。本当に。ビックリしました。ブラウザのキャッシュが消えるとかそういう問題ではなく、何度更新しても、「記事のサムネイルは表示されるのに、詳細を開こうとクリックすると404エラーになる」という奇異な現象で。
しかもこの記事だけ。
生まれて初めてでした、こんなバグに遭遇したのは。
それでも文章自体はバックアップを保存してあるので、再投稿しようと思えばできるのですが、なんでしょうね。
タイミングってあると思っているのですよね。
人生はタイミング。
色々な幸いなきっかけが重なって、やっと少しずつ本調子を取り戻してきた矢先に、わざわざ落ち込む出来事を思い出して、過去に絡め取られることもない。
いつか、誰かに、話したくなったら話せばいい。
それまではまだ、そっと心の中に閉じ込めておいていい。
そのほうがいい。
そう、神様に言われた気がしました。
だから今日は、「人に会いたい」と痛烈に思った願いだけを書き留めておくのです。
あなたに会いたいです。
まだまだCOVID-19は終わらない。感染対策も気を抜けない。うがい手洗いマスクを励行して、密は絶対に避けなければならない。その上で。
今年は本腰を入れて、紅龍堂の改築を進めて参ります。
そもそもCOVID-19の流行以前から、私は大勢と話すことが得意ではなくて、景康の書斎を一般開放するつもりはありませんでした。手がかりを集めた人だけが辿り着ける秘密の場所にしたかった。お客さんの層としても、どちらかというと口下手で、たくさんの想いを抱えているのに、自分からは喋れないような人にこそ遊びに来て欲しいと思っていました。
昔の自分と似たような誰かがくつろげる場所にしたいという思いが手伝っているのかも。たぶん完全予約制の本屋になると思います。
それはCOVID-19が収束してからもずっと。
以下はすっかり遅くなってしまった今年の抱負。
- エントランスを除く杉のフロアの改築を終える。
- ベランダの改装に着手する。
- 『王の庭師』はPODではなく少部数印刷に変更し、「これは」と感動した全国の名物本屋さんで取り扱って頂く
- そのために、自分の目で、耳で、足で、書店を巡る
- 印刷屋さんと仲良くなる
- DVストーカー等被害者支援措置本の執筆、及びフローチャート作成。6月に校了すれば御の字かなぁ……年内には電子版の出版
- 別案件のプロット、できれば初稿まで上げる
- 一箱古本市に出店する
- 経理はマメに!
果たしてこのうちの幾つを形にできるのか……分からないけれど、焦らずに一つ一つ作っていきます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。とっても嬉しいです。
……うん、しみじみと嬉しいです。やっと外向けに「書こう」という心境になれたことも、それを読んでくださるあなたがいることも。
どうか本年も、あなたと、あなたの大切な人が、あたたかくて優しい夢を見ますように。紅龍堂がその一助となれればこの上ない幸いです。
きっとまた、遊びにいらしてくださいね。
今後とも宜しくお願い申し上げます。
この記事へのコメントはありません。