バレンタインのチョコレートはフェアトレードが好ましいですし、もっと言えば……
こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。
ハッピーバレンタイン!
と言うのは簡単なのですが、全くハッピーでないカカオ農園のことをどうしても思い浮かべてしまうのが今日。大切なあの人へ渡したチョコレートは、児童労働で搾取したものかもしれません。
「幸せ」に水を差すようで恐縮ですが、もし、来年もチョコレートを贈るのであれば、ぜひフェアトレードの商品を選択肢に入れて欲しい……というのが、昨年までの私の考え。
今年はもう一歩踏み込んで、「チョコレートを食べるか食べないか」まで考えていきたいと思います。
「仮想水」という言葉をご存知でしょうか?
「仮想水」とは、私たちの消費する鶏肉や牛肉、綿、自動車、チョコレート、携帯電話など、一見すると水とは無関係なものを「生産するために使われる水」のこと。
板チョコレート1枚を作るのに必要な水の量は……
2700リットルです。
この数字を、あなたはどう思いますか?
それでも、チョコレートを食べたいですか?
ちなみに出典は、先日読んだ『世界がもし100億人になったなら』の79ページ。同著には農業それ自体の危機も記されています。
例えば、今世紀中にほぼ確実に地球上からリン鉱物が枯渇すること。
現状、世界の農業生産は、ほぼ全面的にリン酸肥料に依拠していること。
つまり、現在の食料生産システムは、あなたのお子さんの代には終わる可能性が極めて高いということ。
……紅龍堂書店としては、バレンタインデーは本当に大切な人を守るために、本当にすべきことを考える日にしてはどうかしら……と、まずは自分の思いを綴ってみます。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。とっても嬉しいです。
きっとまた、遊びにいらしてくださいね。
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