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「食」の推薦図書――子育てで悩んだら、抜本的に食事を変える。

こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。

昨日の同窓会で、食についてのご質問を多く受けました。
というのも、私は紅龍堂書店にこもってばかりで特別な運動もしていないのですが(紅龍堂書店自体が山の麓ではありますが;)、「マラソンでもしていますか? 心拍数と脈が……」「血管年齢が異常に若いです」「肺活量が同年代でトップクラスです」「中性脂肪が下限値を振り切れています」など、色々な病院の血液検査で褒められ続けてきました。
また、これは……過去の栄光ですし今さら書くのはかえってお恥ずかしいのですが、高校を首席入学・首席卒業しています。なぜわざわざ記載しましたかというと、「私は優良児でした!」などという自慢がしたいわけではなく(と書くだけで背中がもぞもぞしますね;)、むしろ逆で、原因の想像がついているからです。

答えは栄養バランス。食です。

例えば、甘いものを食べすぎると、糖質を代謝するときに脳の働きに必要なビタミンB群が大量に消費されますから、成績が落ちます。子どもに勉強を頑張って欲しければ、「勉強しなさい!」と言うよりかは、甘いものを控えさせてビタミンB群を摂取させたほうが効果的ということですね。
他にも大豆レンチンや青魚のDHAなど、明確に「頭がよくなる」と科学的に証明されている栄養素がありますから、そうしたものを積極的に食べるようにしてきました。
食べ方にも気をつけてきました。血糖値を上げすぎないように食物繊維を摂るようにしたり、塩分や糖分が多めの食事の際には水分で薄めたり。
また、免疫細胞の70%は腸にありますから、発酵食品や生野菜などで菌類や酵素を意識的に増やすようにしてきました。おかげで、私は血液検査上は「スギ・ダニ・ハウスダスト・猫」のアレルギーが陽性と出ているのですが、花粉の時期に苦労したことがありません。紅龍堂書店の周りにはなぜか猫が多く集まってくるのですが、こちらもくしゃみ一つ出ません。

他にも書き出せばキリがないのですが、全ては本から得られた知識ですから、特に役に立った9冊をご紹介します。
よかったら、子育てやご自身の体調管理にお使いくださいませ。

櫻本美輪子,定真理子(2015)『医師も実践している子供が丈夫になる食事』ワニブックス



日本でも数少ない栄養療法(栄養セラピー)を実践している新宿溝口クリニックの定院長が執筆されている本。分子整合栄養医学の入門書です。症例別に補填すべき栄養素、また具体的な食材や調理法まで併記されているので大変使い勝手がよいです。例えば、

  • 「イライラ・キレやすい」→ビタミンB6、ナイアシン、鉄
  • 「自閉症・引きこもり」→たんぱく質、鉄、ビタミンB群
  • 「近視・眼精疲労」→ビタミンA、たんぱく質、アントシアニン
  • 「花粉症」→鉄、たんぱく質、ビタミンA

といった具合。初めて読んだ時は目から鱗でした。
子どもの発育のために編集されている本ですから、子育てをしているママさんにおすすめ。文章も平易で、必要項目別に辞書のようになっていますから、忙しい中でもさらっと読めます。

ヘルシーライフファミリー(2016)『おいしく食べて体に効く! クスリごはん』リベラル社



かぜ、アレルギー、疲れ、胃腸、泌尿器、美容、婦人病、子どもの病気に効く食べ物とレシピが、漫画付きで記載されています。前記の『子供が丈夫になる食事』とは反対に、大人をターゲットにした本。2冊併せて読むとより理解が深まります……と書いた後で気づきましたが、いつのまにか『おいしく食べて体に効く! クスリごはん子ども編』が出ているのですね! し、しかしこちらは私自身が未読ですから、存在の周知のみにとどめておきます。

牧田善二(2018)『 医者が教える食事術 最強の教科書――20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68 』ダイヤモンド社



現代病の大半は食べすぎ病です。不調の原因の9割は「血糖値」。そこに着目し、いかに血糖値を乱高下させずに食べるか、その方法をこれでもかと紹介した本。「食は教養」という名言が印象的でした。読むならぜひ最新のエビデンスに紐づいている最新刷を。
……と書きながら気づきましたが、こちらもいつのまにか『医者が教える食事術2 実践バイブル 20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方70』という続編が出ているのですね! き、気になります。しかしながら未読ですから、存在の周知に留めておきます。読みましたらまたご紹介しますね。

ケリー・ターナー,長田美穂(2014)『 がんが自然に治る生き方――余命宣告から「劇的な寛解」に至った人たちが実践している9つのこと 』プレジデント社



西洋医学に見放された絶望的な末期がん患者で、「奇跡的」な寛解を遂げた20人――つまり、古今東西の「自力で」癌を直した患者を訪ね歩いた手記。著者の出発点として、まず1000本以上の医学論文を読み、「なぜ西洋医学は『治っていない』患者にばかり向き合って、(西洋医学以外の力で)『治ってしまった』人の成功例を参考にしようとしないのか」という、傲慢さへの疑問があります。
一方で、いわゆる自然療法・代替療法と呼ばれる治療法の中には、患者の藁をもすがる思いに付け込んだ詐欺まがいのビジネスが横行していることも実際ですから、その点は注意が必要です。
それでも、私は、読む価値があったと感じました。特に、

  • 第1章 抜本的に食事を変える

この章との出逢いは私の人生を変えたと言っても過言ではありません。そもそもこの本を手にしたきっかけは、知人が14cmの腫瘍の摘出手術を受けたからです。彼女は、今も元気に暮らしています。

鶴見隆史,林田学(2015)『 患者と家族のための がんが消える補完代替医療 』幻冬舎



内容的には『がんが自然に消える生き方』に重複しますが、こちらはより日本人向けに医師が書いているという点がポイント。ケリー・ターナー氏の著書は、「食」の紹介も欧米人向けの内容が多いですが、こちらは味噌や醤油など、日本ならではの昔ながらの発酵食品等についても言及されています。2冊併せて読むとより理解が深まります。
ただ、前記の通り、いわゆる自然療法・代替療法と呼ばれる治療法の中には、患者の藁をもすがる思いに付け込んだ詐欺まがいのビジネスが横行していることも実際ですから、その点は注意が必要です。個人的には、内容は大変興味深く拝読したのですが、紹介文として「薬は不要!」とまで煽る文言はどうなのかしらと疑問を感じました。

市川晶子(2008)『 アレルギーは自力で治る!超健康レシピ-完治した主婦による“秘伝”公開絵日記 』ハート出版



特筆すべきは、著者の「体験談」であるということ。どうやって食生活を変えていったのか、変えることによってどのような変化が起きたのか(興味深かったのは、アレルギーを治したかっただけなのに、付随して娘さんの成績まで向上したこと)、懇切丁寧に記載されています。著者は漫画家さんなので、要所で図解されており、とっても読みやすいです。

吉濱ツトム(2016)『隠れアスペルガーという才能』ベスト新書



「君の劣等感が強すぎる理由1――糖質の取りすぎでセロトニン不足」
精神論を徹底的に排除し、いかに科学的アプローチで生き易く才能を伸ばすかに着眼した本。著者自身、元々重度のアスペルガー症候群で、そこから起業してたくさんの人とコミュニケーションを取るに至っています。その全過程が記された本です。ご自身やご家族、ご友人や恋人に、いわゆる「発達障害」(私自身はこの言葉は好きではないのですが)と診断された方がいるならば、一読の価値があると思います。
唯一、難点は、著書の中にたびたび吉原氏の私塾のことが出てきて、やや宣伝過剰な印象を否めませんでした。内容はしっかりしていて読みやすかったです。

ウラジーミル・バベンコ(2011)『自分と子どもを放射能から守るには』世界文化社



チェルノブイリ原子力発電所事故の後、ベラルーシの人々を守るために発信され続けていたブログがあります。3.11時に、日本人向けにその内容を緊急翻訳した本。東北はもちろん名古屋以北の関東甲信越、新潟、北海道の人々も絶対に目を通しておいたほうがいいと私は感じました。日本の「基準値」がいかに出鱈目か、痛感せざるをえませんでした。

みんなのデータサイトマップ集編集チーム (2018)『図説・17都県放射能測定マップ+読み解き集: 2011年のあの時・いま・未来を知る』



「政府がやらないなら市民の力で」。
日本各地で立ち上がった「市民放射能測定室」のネットワークが、6年間の活動の測定結果をまとめ、地図化、解説を収録したものです。当初はクラウドファンディングの返礼品として発行されたものが、増刷を重ねて今に至ります。
残念ながら日本は原子力発電大国ですから、一家に一冊は置いておいたほうがいいインデックス・ファイルです。風評被害や根拠のない楽観主義に惑わされず、統計をもとに正しい情報を得ることができます。
同著と合わせて、『食べる? ―食品セシウム測定データ745』も置いておくと、さらに安心です。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。とっても嬉しいです。
尚、この記事のリンクから本を購入して頂くと、売上げの数パーセントが紅龍堂書店の利益になります。本屋さんとしてはとっても助かります! もちろん紅龍堂でなくても、あなたの大好きな書店さんで、ぜひお手に取ってみてくださいね。
そしてよかったら、感想をお聞かせ頂けるととっても嬉しいです。ふふ。
きっとまた、遊びにいらしてくださいね。


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