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同窓会です!

こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。

ごめんなさい、いつもありがとうございます。今日は景康が失踪してから初めて、紅龍堂書店に「臨時休業」の看板を出しました。そうまでしてどうしても会いに行きたかったのは、中学校からのお友だち。

お友だちって素敵ですね。

実は……と言うまでもなく、このブログを読んで下さっている方ならお気づきかもしれないのですが、紅龍堂書店は、ちょっと変わった本屋さんです。
店主・景康は行方不明ですし、一方で残された理念は、私の肩には時に「重い」と感じるほど強固です。コンセプト「物語」ページに記載している内容などは、景康こそ穏やかに「当たり前のことです」と笑っていましたが、私は……
私が、それを1日たりとも忘れないようにと、一字一句選びながら綴っていくことはプレッシャーがあります。
葛藤もあります。
自己満足ではないのかしら、とか。偽善と何が違うのかしら、とか。
私が何もしなくたって、世の中は勝手に変わっていくのではないのかしら、とか。
反対に、何をしても何も変わらないのではないかしら、とか。

何かを変えようだなんて、おこがましい、とか。

物語は娯楽です。
……一方で、あまりこういった比喩はしたくないのですが、娯楽を作る舞台裏は、地獄です。
それは出版もそうですし、コンテンツ業界全般に言えると感じています。
その地獄を見て、いつも凪いだ湖のような静かな笑みを湛えていたのが、今はいない紅龍堂書店の店主・景康です。
凍りついた湖の底にある感情がなんなのか、私にはまだ解りません。
2月18日にはコンセプト「時代性」ページを更新しますから、複雑な思いはそこに託すとして、私自身も実家が米農家ですから、湖の底を覗き込むような感情も、想像だけはしてしまいます。
田畑を耕すという行為は、すなわちその場所に元々根付いていた野生生物を殺すことです。農家は選別します。種籾を選別し、苗を選別し、日照りや洪水を乗り越えてせっかく育った稲を選別し、質の悪いものは容赦なく捨てる。
それを何度でも繰り返します。
皮肉にも「娯楽」を作るという行為は、農業に似ています。
たまに、自分が嫌になります。あらゆる地獄に理由をつけて、「しょうがない」と切り捨てそうになることに。

今日、お友だちが喝を入れてくれました。
彼女は、私の数少ない農業友だちです。家に新しいトラクターが来たと言えば喜んで見に行き合うような間柄。その彼女は、今は児童福祉の仕事に就いています。
お友だちは、私の心を見透かしたように言いました。

「どこの業界も同じなんだね。
私は大学4年間と現場で、福祉の『しょうがない』を、普通の学生よりは多く見てきたつもり。確かに色んな『しょうがない』がある。でもしょうがないは何もしなくていい理由にはならないと思う。
『しょうがないよね』の積み重ねで、子どもが死んでる。
福祉の人が全員悪い人じゃないよ。でも『福祉はクソ』って言われても私は反論できない。『そんなこと言われたくない、一括りにしないで』とも言えない」

……ありがとう。
あなたが生きていてくれて、嬉しいです。

最後まで読んで頂いてありがとうございます。私は幸せですね。
あーっ! 明日からまた頑張りますね!
きっとまた、いつでも遊びにいらしてくださいねっ。


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