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蒙霧升降(ふかききりまとう)

こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。
立秋も末候ですね。
17日~22日までの6日間を、七十二候では「蒙霧升降(ふかききりまとう)」と呼称します。
今日は旧暦では7月1日、新月です。
目には見えないのですが、午前11時42分には月が隠れました。

……今年の春節に書いた事を思い出しています。

陰陽五行思想では、全ての物事には相反する二局面があり、その繁栄を相互に繰り返すと考えます。6時42分は日の出の時刻ですが、同時に「月の出」でもあるのですよね。目には見えないのですけれど……
と書きながら、仏作家アントワーヌ・ドゥ・サン=テグジュペリの”Le Petit Prince”(『星の王子さま』)より狐の名台詞、”On ne voit bien qu’avec le coeur. L’essentiel est invisible pour les yeux.” を思い出しました。意味は、「心でしかよく見えない。本質は目に映らない」。有名な邦訳ですと、児童書の「いちばんたいせつなことは、目に見えない」がありますよね。
新月も、目で見ることはできません。
それでも確かに存在していると期待に胸をふくらませて、これから満ち始める姿を思い浮かべる人々が、私は好きです。春節は歓喜を感じます。

https://skyroad.asia/days-of-kuryudo/annas-diary/happy-new-year/

……記録を、つけておくものですね。
歓喜を、忘れてはいけませんよね。
過ぎた事なので今はもう平気なのですが、お盆は、亡くなった人の事を思い出していました。
「人なんてどいつもこいつも切り開いて皮を剥げばただの肉の塊だ。死ねばわかる」というのは、脚本家の野木亜紀子さんが書いた法医学者の台詞ですが、誰しも、腕の中で息を引き取れる訳ではないのですよね。
あなたの大切な人は元気ですか。

旱星(ひでりぼし)という言葉があります。
インターネットで検査すれば、「炎天続きの夜に日照りを象徴するような赤い星」「星でさえ渇ききっているように見える」等出てきます。
でも由来は、豊作を占った星です。
八月の夜空に輝くその星は、赤ければ赤いほど実り多くなると喜ばれました。私たちにも馴染み深い、有名な歌に出てきます。
「あかい目玉のさそり」として。
――宮沢賢治の『星めぐりの歌』は、今読むと、たまに泣きそうになります。あまりにも無垢で。美しくて。上手く言えないのですが、谷川俊太郎の「かなしみ」の中に出てくる、透明な過去の駅で遺失物係の前に立ったような感覚が近いかもしれません。それを「悲しみ」とストレートに表現してしまうと、とたんに今の胸中とは掛け違えてしまうというか……子どもの頃はよく、銀河鉄道に乗って遠くまで出かけたいと夢想したものですが、大人になった今こそ、そうした感情を手離してはいけないのでしょうね。さそり座のアンタレス、今年はどんな色をしているのでしょうか……目の前の寒さ暑さに気を取られて、本質を見失ってしまわないように。

さて!
COVID-19や政情不安で慌ただしい中ですが、近日中にサーバーのお引越しを行います。お世話になっているXサーバーさんからご連絡があり、ハードウェアを大幅に強化した最新サーバー環境へ移行できるそうなのです。内容は、

  • 高速CPU『AMD EPYC(Rome世代)』を採用、従来より高速で安定したサイト運用が可能。
  • 『オールNVMe』RAID10(ストライピング+ミラーリング)構成で、Webサイトの表示速度が高速化。
  • 搭載メモリを512GBに倍増し、プログラムの処理性能が高速化。

『王の庭師』も年内発売予定で、いい機会ですからね。ふふ。
最後まで読んで頂いてありがとうございます。とっても嬉しいです。
きっとまた、遊びにいらしてくださいね。


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