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雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)

こんにちは、紅龍堂書店(くりゅうどうしょてん)の久利生杏奈(くりゅうあんな)です。

私としたことが……!
目まぐるしい日々に追われて、七十二候を更新し忘れていました。

寒くなったり温かくなったりと天気も忙しないですが、あなたは元気ですか?
以前もお話しました通り、この時期急に気温が下がるのは、シベリア寒気団が南下して気圧が乱れるからで、異常気象ではありません。
昔の人も、一雨降るごとに乱れ咲く春の様子を七十二候に言い表していました。
3月30日からの五日間は、古来より「雷乃発声(かみなりすなわちこえをはっす)」と呼ばれています。
日本は気候の変化を捉えた繊細な言葉がとても多いです。
雪化粧した鮮やかな桜は「花冷え」の呼び名にふさわしいですし、「雷」と一口に言っても、春だけで「春雷(しゅんらい)」、冬ごもりの虫を起こす「虫だしの雷」など多彩です。
米農家の娘としてぜひ周知したいのは、稲妻の語源。
これから夏までの間、雷が増える季節は、稲の生育期にぴたりと符号します。昔の人は、雷の光が稲を実らせると考えて、稲の夫(つま)と呼ぶようになりました。

ちなみに「夫(つま)」は、万葉の昔からある言葉です。
古くは男女関係なくパートナーのことを「夫(つま)」と呼んでいたのですね。
最近、年輩の方とお話する機会に恵まれるにつれて、ある側面では、「昔のほうが平等だったのでは……?」と感じることが増えています。例えば同性愛でも、大正時代の女学校出身者の方は、ごく当たり前に「大勢いました。同性愛のほうが、性欲が絡まないので純粋だと尊ばれていました」と。
思うに、現代日本の家族感――それこそ改憲で盛り込まれそうな「家族」像というのは、明治以降、特に昭和の侵略戦争時に急速に広がった「家父長制」の思想が色濃いのですよね……自民党なんて、PRムービーすら作って70年前の男尊女卑の価値観を甦らせようと喧伝していますしね……
昨日、コロナウイルス対策で「世帯ごとにマスク2枚配布(※1人2枚ではない)」という、ショッキングな発表がありましたが、こう……
穿った見方で申し訳ないのですが、出勤する父が替えも含めて2枚、妻が煮沸消毒、子は我慢という、戦争中のような図を思い浮かべてしまい、正直、心が冷えました。
この件に限らずですが、たかだか100年足らずの歴史を「古き良き日本」と括り、現実離れした「家族」や「世帯」に、空想にも近い政策を打つことには、私は強い違和感があります。
今、この話題を出すべきではないと頭では理解しつつも、政治への疑念が増すたびにどうしても、これまで蓄積してきた疑問も鎌首をもたげます。例えば天皇制がそうで、推古天皇まで遡れば当たり前に女性もいたものを、なぜ、どこで、排除されて今に至るのでしょう?
気持ち悪いくらいに不自然だと私は感じるのですが、この不自然を「自然」なことと書き換えようと、与党が躍起になる理由はなんなのでしょうね……
不平等を「当たり前」にしたい政治家が、「日本のために憲法を作り替えよう!」と叫んでいる姿は、凄くきな臭く、怖いと感じています。

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